あいつには敵わない
あいつには敵わない。
そして、あいつに敵わないことが悔しい。同時に自分が情けなく感じる。
自分は、器も気も小さいくせに大きいフリをして虚勢を張っている。
容量がすぐにいっぱいいっぱいになっていろんなものが怒りやストレスや寂しさとなって溢れ出てしまう。
あいつは器がデカかったのだろうか。それとも上手く処理してたのだろうか。
ぼくはあいつのようにはなれない。悔しい。
しかし、ぼくはあいつのことをそこまで深く知らない。あんな素晴らしい尊敬できる人間を見たことないと思っているのだが、勝手に想像の部分が膨らんで神格化させてるのかもしれない。
あいつがまだ必要だった。ぼくにも彼女にも。
まだ必要だった。
甘えてちゃいけないのはわかる。
しかし、どんだけ支えられてたことか。
変われたのは自分を認められたのはあいつのおかげだ。
あいつは嫌だというかもしれないが
一度でいいから会って感謝の気持ちを伝えたかった。